「普通」は恵まれている

価値観

 

 

※注意点

この記事は、患者さんあるいは今何かに苦しんでいる方々にとっては、辛い内容である可能性があります。あくまでも現在の私個人の意見だとご理解頂けると幸いです。

 

普段通り=幸せ

私が病気を通して学んだことの中で一番伝えたいのが、「普段通りは幸せである」ということです。

突然ですが、年始にお参りに行った方は、何をお願いしましたか?

 

私は、「穏やかに、健康に、普通の生活が送れますように」という願いです。

病気になってから、毎年のお願い事は決まって「普通に暮らせますように」です。

本当はもっとお願いしたいことはいっぱいあるけど…普通に暮らすのって、すごく難しいですよね。

 

私は16歳で癌患者になって、様々な辛さを味わいました。

今は順調に経過観察が進み、病気への不安もなく普通の生活を送ることができています。

自分の足でどこかに行って、アルバイトや運動ができて、おしゃれして、スマホを見て…

全て、病気の治療中にはできなかったことです。制限されることなく、自分がやりたいと思ったことをできる今は、本当に幸せだと感じています。

 

でも、今が幸せだと気づけたのは、病気をして大きなマイナスを味わったからです。

毎日起きて予定をこなして、辛いことも悲しいことも勿論あるけど、

楽しいことも少しあって…

何とか普通に生きていることが、どんなに幸せなのか、気づきました。

 

幸せは、感じた時に噛み締めて下さい

もちろん、何を幸せと感じるかは人それぞれですし、全く幸せではない、不幸に苛まれているという方を否定するつもりは全くありません。私は病気をしていた当時、耐えることに必死でこんなこと考えられませんでした。

でも今になって、普通に暮らせることはとても幸せなことだと思いました。

もし、自分は幸せなのかもしれないと少しでも思ったなら、その幸せを逃さず噛み締めてください。

闘病していた頃の私や、今闘っている患者さんにとって、その幸せは羨ましいくらい大切なものなんじゃないかと思います。

 

  • 普通に暮らせる=幸せ
  • 幸せを感じたらその時に噛み締めてほしい

 

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